5月の読書まとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:25
読んだページ数:6947
ナイス数:290

短編少年 (集英社文庫)感想
★2.5 百円本 逆ソクラテスがよかった。
読了日:05月31日 著者:伊坂 幸太郎,あさの あつこ,佐川 光晴,朝井 リョウ,柳 広司,奥田 英朗,山崎 ナオコーラ,小川 糸,石田 衣良
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)感想
気になっていた本。犯罪を犯して少年院に入っている少年らを調べた結果衝撃的な事実であったという(イラスト等)。見る能力、聞く能力、想像する能力が低いためにコミュニケーション不足から気分障害に陥りそのストレス解消のため非行へと走る。世の中には知的障害のボーダーな人がたくさん居ながら、忘れられた存在になってしまっていること。それを減らすためには学校でのコグトレという方法はどうか?犯罪者のCT所見などは興味深く読ませてもらった。★3
読了日:05月30日 著者:宮口 幸治
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー (新潮文庫)感想
★3 元底辺中学校に通う僕が経験する様々な問題を母ちゃんの目線、僕の目線、配偶者のコメント等で構成されたノンフィクション小説。日本に住んでいたら絶対に経験しないような人種差別や格差の問題が、イギリスという国では普通にあること、しかも子供達の世界でも当たり前だということを知った。日本は平和でいいなぁと思う反面、海外の若者はタフになるよなぁと少し羨ましい気もした。若い人に読んでほしい本。
読了日:05月28日 著者:ブレイディみかこ
稲盛和夫の哲学 人は何のために生きるのか (PHP文庫)感想
★2.5 100円本「生き方」という本が有名な稲盛和夫さん。面白い内容であったがオカルト風な記述も多い。仏教の教えを元にした話が多く中でも六波羅蜜がよく出てくる。人の死は肉体の死であって魂は生き続ける、だから死は怖くないという。良い行いを心がけるしかない。
読了日:05月27日 著者:稲盛 和夫
人生の疲れについて (扶桑社新書)感想

★2つ エッセイかなと思いきや、小説の一説も出て来る。どうやら過去の出版物からのいいとこどりみたいな感じ。しかしながらヒントになる部分は多々あり。
読了日:05月25日 著者:曽野 綾子
にげてさがして感想
大人も読んだらいいと思う。
読了日:05月25日 著者:ヨシタケシンスケ
「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書)感想
書店で平積みになっていたので購入したが2013年に出たものだった。しかし現在でも通用する考えが多く参考になった。「職業に貴賤はなく、どんな仕事でも偉い、偉くないということはない。無職であっても、その人の価値が下がるわけではい。同様に金持ちが貧乏人よりも偉いわけではない。どんなに仕事で成功しても、人間として偉くなれるわけではない。」「やりがいとは人から与えられるものではない。どこかに既にあるものでもない。自分で作るもの、そだてるものだ。」★3つ
読了日:05月23日 著者:森 博嗣
川からの眺め (新潮文庫)感想
再読した。たぶん若い頃に読んだ記憶があるなぁと思い棚を探すと単行本が出てきた。その他にも著者の本が10数冊棚の後ろの方に眠っていた。本年3月27日に他界した著者の川に纏わるエッセイは実に楽しい。自分の行動や考え方、周囲の動きとか話を書いてるだけなのだが、若い時は単行本が発売されればすぐに購入し読んだ。著者が提唱する1番面白いツーリングカヌーはいまだ経験出来てはいないが、機会があればその他の作品も再読しよう。「少年はいつも、ここではない何処か、山の向こう側の世界に憧れるものだ」R.I.P
読了日:05月22日 著者:野田 知佑
カラフル (文春文庫)感想
★3.5 前から気になっていた本。一度死んだ主人公がが「ぷらぷら」なる天使と生き返るチャンスをもらい一年の期限付きで中学3年の真にホームステイ?する。ぷらぷらとの軽妙なかけあいもとても面白く、現実離れしたストーリーが当たり前かのように読み進める。
「明日は今日の続きではない」誰もがカラフルな未来を願っている。
読了日:05月20日 著者:森 絵都
東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて (光文社文庫)感想
★2.5 柿本さんの話が良かった。表題話の文中に「竈の火」という言葉が出てくるが若い人はイメージ出来るのか考えてしまった。二作目、本作である三作目を読んだが第一作を超えてないと感じる。四作に期待。
読了日:05月18日 著者:成田 名璃子
ホワイトラビット (新潮文庫)感想
★★★☆☆ 久々の伊坂さん。読解力が低いのでもう一度読み返す。
読了日:05月17日 著者:伊坂 幸太郎
旅猫リポート (講談社文庫)感想
★3 展開は予想出来てしまうが、悟に会うためにケージを飛び出す場面はハラハラしてしまった。自分は数年前に飼っていた犬が永眠し動物はもういいかなぁと思ってはいるが、こういうものを読まされると猫もいいなぁと。
読了日:05月16日 著者:有川 浩
神々の山嶺 下 (集英社文庫)感想
★4 マロリーのカメラは誰が見つけたのか?伝説のクライマー羽生がエベレスト南西稜冬季単独無酸素登頂を目指す?それを聞いた主人公のカメラマン深町が自身の半生を見つめながら、山とは何か、人生とは何か、答えを探しに2人は冬季のエベレストBCで再会する。「俺を撮れ 俺が逃げ出さないように」という羽生のセリフがカッコいい。1000ページ以上ある大作だったが一気に読めた。「それがそこにあるからさ」と言ったマロリーの遺体は1999年に発見されている。マロリーとアーヴィン、実際は登頂したのかしていないのか?謎のままである
読了日:05月14日 著者:夢枕 獏
神々の山嶺 上 (集英社文庫)感想
★3.5 取り敢えず一気読み。下巻を読まないと何も言えないが、すぐに取り掛かりたい。マロリーの言葉で有名な「そこに山があるからさ」ではなく「それがそこにあるからさ」が正しいのか。
読了日:05月14日 著者:夢枕 獏
店長がバカすぎて感想
★3.5 怒りを覚えると喉がギュルっとする書店で働く契約社員の主人公が、書店の店長や、父親が経営する店に出入りする謎のお客様とのお話。テレサテンの「つぐない」のくだりは最高だった(第二話)。「なぜなら、これは私自身の物語だからだ。決してキラキラしてはいないけれど、なんとか幸せになりたいと毎日を必死にもがいて生きている私たちの物語ー」(第六話)。最後は伏線回収もあり面白かった。続編があればぜひ読もうかと。
読了日:05月12日 著者:早見和真
バカの壁 (新潮新書)感想
★3 バカの壁とはある種一元論に起因するという面がある。バカにとっては壁の内側だけが世界で、向こう側が見えないり向こう側が存在しているということすら分かっていなかったりする。一元論と二元論は、宗教でいえば、一神教と多神教の違い。一神教は都市宗教で多神教は自然宗教でもある。平家物語の書き出しやや方丈記の冒頭にあるように人間も世界も全く同じ、万物流転である。今更であるが読んでみたが、理解出来る部分もあるが、よく分からない部分もあったが、半分過ぎたあたりから一気読みだった。
読了日:05月11日 著者:養老 孟司
読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)感想
★4 読書とは「体験」である。人生に勝ち負けは無い。
読了日:05月11日 著者:齋藤 孝
標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学 (NHK出版新書)感想
肉体的なトレーニングはしていないそうだが、真っすぐに歩くことを普段からこころがけているそうだ。常に体の軸を一定に保ちながらまっすぐ歩くこと。困難な挑戦を成し遂げようと思ったら、自分の体をどう使えば気づいていない力を引き出せるか、それを探っていくことだと。須弥山世界(宇宙論、コスモロジー)とカイラスの話は面白かった。カイラスからは三つの川が流れ出ていて、一つはインダス川、一つはガンジス川、三つめが長江。仏教を作ったインド人にとってもカイラスという山は不思議な存在だったはずだと。★3
読了日:05月10日 著者:竹内 洋岳
静かな炎天 (文春文庫)感想
★2.5 本編よりも巻末の「富山店長のミステリー紹介ふたたび」が面白かったと書いたら怒られるかもしれない。
聖夜プラス1が良かった。
読了日:05月09日 著者:若竹 七海
コンビニ人間 (文春文庫)感想
★2.5
読了日:05月09日 著者:村田 沙耶香
職場で他人を傷つける人たち (ベスト新書)感想
★1.5 100円本。パワハラにより人格と尊厳が一度損なわれてしまうと、次に待ち構えるちょっとしたハードルを飛び越えるために必要な自信や自己肯定感までが失われているために、やっぱり駄目だ、やめておこう、と撤退してしまう。
頑張れば出来るはずだ、というフレーズには自己肯定感がそれなりにあるひとならば、という前提が必要だ。(第4章より)
アントニオ猪木がよく言ってた、元気があればなんでも出来るっていうフレーズも、元気があればという前提だ。元気が無ければ出来るものも出来ないのである。
読了日:05月09日 著者:香山 リカ
阪急電車 (幻冬舎文庫)感想
先に映画を観ていたこともありすんなり物語に入っていけた。会話が多いのですぐに読み終わりました。読んでいて中谷美紀が何回も出てくるのは映画の影響で仕方がない。★3
読了日:05月06日 著者:有川 浩
短編工場 (集英社文庫)感想
「川崎船」が良かった。
読了日:05月05日 著者:
これからの出来事 (新潮文庫)
読了日:05月05日 著者:星 新一
最後の将軍 (文春文庫)感想
★★★☆☆ ブックオフで発見しすぐに読了。最後の将軍慶喜は水戸烈公の教えどおり朝敵になるのを最も恐れた。自軍を見捨てたとも見えるが仕方がないこともある。蟄居してから唯一面会出来たのは渋沢栄一というのも大河ドラマそのままであった。
読了日:05月02日 著者:司馬 遼太郎

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