10月読書まとめ

2022年10月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:472ページ
ナイス数:34ナイス

https://bookmeter.com/users/449562/summary/monthly/2022/10
■天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書) (マガジンハウス新書 008)
4人の天才が描いている思考地図を頼りに未来をどう捉えていくか。成田節が炸裂する1章は安定して面白いが「マルキシスト」である斎藤幸平さんの”脱成長”もかなり面白い。マルクス主義というと旧ソ連を想像するが「ソ連や中国は社会主義というよりも国家・官僚型の資本主義だった」と話の頭からいきなり面白い。資本主義以外は社会主義しかない、だから資本主義万歳みたいな固定観念を持っている。では今の日本は最高ですか?こんなに格差や不平等あるのに?資本主義は地球を破壊しながら成長してきた。今こそ”脱成長”を目指すのも面白い。
読了日:10月21日 著者:高橋弘樹 (編著),斎藤幸平,小島武仁,内田舞,成田悠輔
https://bookmeter.com/books/20220835

■ストレス脳 (新潮新書)
「スマホ脳」の著者が現代人の不安・鬱を解説している。私達の祖先は狩猟採集民でありそれが不安を作り出している。人は危険を感じると扁桃体を興奮させ”逃走”か”闘争”かを判断しなければいけない。生き延びるため常に惨事に備えている、いわゆる現代人の不安障害である。脳の最も重要な任務は「生き延びること」不安障害は脳が正常に機能している証拠である。著者は最後に(ネタバレ)「幸せを追い求めてはいけない、幸せとは幸せについて考えることをやめ、意義を感じられることに没頭した時に生まれる副産物なのだ」
忘れないようにしたい。
読了日:10月12日 著者:アンデシュ・ハンセン
https://bookmeter.com/books/19917636

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